脳情報科学が拓くAIとICT:5.脳のネットワーク特性と脳内情報処理
書誌事項
- タイトル別名
-
- Brain Scinece for Future AI and ICT:5. Local Circuit Structure and Computation in the Brain
この論文をさがす
抄録
脳は約千億もの神経細胞からなる大規模なネットワークである.各神経細胞が他の数千の神経細胞と結合することで,認知・推定・判断・運動制御など,我々の生活を支える高度な情報処理を実現している.近年,神経実験技術が急速に発展し,データ解析や理論神経科学の進展と相まることで,神経ネットワークの詳細な特性や,ネットワーク上の情報伝達が生む神経活動の実体などが解明され始めた.それらは,ディープラーニングなど最新のニューラルネットワークにも取り入れられていない新しい脳の動作原理を強く示唆している.本稿では神経科学における最新の知見と,情報処理への応用の可能性を紹介する.
収録刊行物
-
- 情報処理
-
情報処理 59 (1), 60-66, 2017-12-15
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050564287861928576
-
- NII論文ID
- 170000149069
-
- NII書誌ID
- AN00116625
-
- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00184758/
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles