日本語を測る -言語能力測定システムの日本語教育への応用可能性について-

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抄録

現在、本邦では13万人を超える外国人留学生が日本語を学んでいる。各日本語教育機関には、留学生の日本語熟達度に対して適切に評価を与えることが求められているが、評価の難易度はその対象によって異なる。選択問題など、問いに対する解が明示的に設けられていることの多い読解や聴解の試験については、その評価が比較的容易であるが、作文課題やスピーチ・テストについては、教師によって評価基準に主観が入る可能性が多分にあり、客観的な評価が非常に困難であるといえる。そこで、本発表では言語能力(語彙量・語彙の特殊性・語彙の難しさなど)を数量的に測定するシステムを紹介し、日本語教育への応用可能性について探る。

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