密集無線LAN環境における他BSS最近傍ノードを基準とした送信電力/信号検知閾値制御
抄録
無線LAN 機器の密集化による相互干渉が問題となってきている.加えて,複数のアクセスポイント(AP)からなるメッシュ型機器や,スマートホーム機器などが普及し,Basic Service Set(BSS)間が近距離化することで,BSS 間の相互干渉が一層深刻化することが予想される.この問題に対処する有効な手段の一つとして,送信電力制御(TPC)と信号検知閾値制御(DSC)が検討されている. 例えば,送受信ノードの組み合わせを基準に送信電力/信号検知閾値の最適化が提案されている.しかし,特にAP,BSS 間が近距離化した密集環境においては,隣接BSS からの干渉により,SINR が著しく劣化するという問題がある.以降本稿では,密集環境でのBSS の重複によるSINR の劣化および性能の低下を改善するために,他BSS 最近傍ノードを基準とした送信電力/信号検知閾値の制御を提案する.提案では他BSS の中で最も受信ノードに対して干渉を与える可能性のある他BSS 最近傍ノードも考慮して送信電力/信号検知閾値を制御する.シミュレーション評価により,既存手法と比較してスループットが向上していることを示す.
収録刊行物
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- 第27回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
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第27回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 105-110, 2019-11-04
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522047833856
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- NII論文ID
- 170000180620
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00199836/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles