硫酸ミクロノマイシン点眼液の基礎と臨床

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タイトル別名
  • PRECLINICAL AND CLINICAL EVALUATION OF MICRONOMICIN SULFATE EYE DROPS
  • リュウサン ミクロノマイシン テンガンエキ ノ キソ ト リンショウ

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抄録

サンテマイシン点眼液 (開発Code No.DE-020) は硫酸ミクロノマイシン (開発Code No.KW-1062, 全身薬商品名サガミシン) を主成分とする点眼液で, 主成分の濃度は0山3%力価である。硫酸ミクロノマイシンは協和醗酵工業の研究所が開発したアミノグリコシド系の抗生物質で, その抗菌スペクトルは広く, グラム陽性球菌およびグラム陰性桿菌 (緑膿菌, 変形菌, セラチア, 肺炎桿菌など) に強い抗菌力を持つている1)。アミノグリコシド系抗生物質は第VIII脳神経および腎臓に対する影響が強いことが問題になつているが, 硫酸ミクロノマィシンはこれらの毒性が弱いともいわれている。しかし点眼薬として投与する場合には局所障害の方が問題であつて, 全身障害は一般に問題にならない。<BR>硫酸ミクロノマイシン点眼液の基礎と臨床に関しての研究は, 眼感染症研究会が推奨する方式2) にしたがって, その大部分が実施された。

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