硫酸パロモマイシンで駆出した広節裂頭条虫体表の微細形態学的変化

書誌事項

タイトル別名
  • ULTRASTRUCTURAL CHANGES IN DIPHYLLOBOTHRIUM LATUM FROM MAN TREATED WITH PAROMOMYCIN SULFATE
  • リュウサン パロモマイシン デ カケダシタ コウセツレットウジョウチュウ タイ

この論文をさがす

抄録

近年条虫症の駆虫にアミノグリコシド系抗生物質の一種である硫酸パロモマイシンを用いて有効な事が認められ広節裂, 頭条虫症についてはWITTNER and TANOWlTZ (1971) 1), 金沢 (1971, 1977) 2, 3), TANowlTzandWITTNER (1973) 4), 石田ら (1975) 5), 大鶴ら (1975) 6), 吉村ら (1975-978, 1976) 7-9), 大島 (1976) 10), 吉田ら (1979) 11), 鈴木・大鶴 (1980) 12) によつて報告されている。又, 一方条虫体に対する影響に関しては今井ら (1981) 13) が小形条虫を用いて虫体の運動性, 体表の微細構造をin vitroで観察し, 報告している。しかし, 人から駆虫した虫体の体表構造への影響を電子顕磯レベルで勢した報告がないそこで著者らは硫酸パロモマイシンで駆虫した広節裂頭条虫の体表の変化を走査型と透過型の電子顕微鏡で観察して報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ