中性赤生体染色マウスにおける糸球体傍細胞顆粒の形成の電子顕微鏡による観察

書誌事項

タイトル別名
  • Electron Microscopic Studies on the Formation of Renal Juxtaglomerular Cell Granules in the Vitally Stained Mouse Kidney
  • 中性赤生体染色マウスにおける糸球体傍細胞顆粒の形成の電子顕微鏡による観察〔英文〕
  • チュウセイアカ セイタイ センショク マウス ニ オケル シキュウタイ ボウサ

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抄録

マウスに対し中性赤生体染色を行い, 糸球体傍細胞 (JGC) の変化を電子顕微鏡により観察した。JGCの細胞質内に多数の糸球体傍細胞顆粒 (JGG) および淡染色顆粒 (LDG) とともにゴルジ体および粗面小胞体 (r-ER) の変化が見られた。多くのLDGには不定形物質が含まれ, 中心部が濃染色で, JGG内部と同様の電子染色性を示した。また, 内部全体が淡染色を示すLDGも観察された。LDGの一部は内部が二重膜構造を示した。LDGはr-ERで囲まれていたが, JGG, LDGの膜とゴルジ体の膜の結合は見られなかった。これらのことから, この生体染色はJGGの変化を観察する上で有用と考えられた。

収録刊行物

  • Experimental Animals

    Experimental Animals 43 (4), 471-475, 1994

    公益社団法人 日本実験動物学会

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