牛の<I>Salmonella naestved</I>感染症の疫学的観察

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タイトル別名
  • Epizootiological Observation on <I>Salmonella naestved</I> Infection in Calves
  • 牛のSalmonell naestved感染症の疫学的観察
  • ウシ ノ Salmonell naestved カンセンショウ ノ エキガクテ
  • Epizootiological Observation on Salmonella naestved Infection in Calves

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抄録

1975年12月以後, 滋賀県下の4戸 (A~D) の子牛集団育成場で下痢症が続発し, 1977年10月頃までに子牛の死亡および淘汰率は14.3-35.2%にも達した. これら子牛は, 生後1週齢前後で牧場に搬入された後, 7日から30日の間に発症するものが多かった. これらの牧場ならびに, その後新たに発生のみられた一酪農家 (E) で死亡ないし淘汰された子牛15例 (1~28週齢) の臓器, 糞便などから高率にサルモネラが分離された. また, B牧場で飼育されていた6才の牛が, 壊疽性乳房炎で淘汰され, その臓器からもサルモネラが検出された.<BR>これらの分離株は全て1, 9, 12: 9, P, S:-の抗原構造を示し, わが国では初めてであり, 世界的にみても極めて稀な血清型であるSalmonella naestvedと同定された.

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被引用文献 (1)*注記

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