<I>Candida zeylanoides</I>の分離された犬の皮膚腫瘤の一例

書誌事項

タイトル別名
  • A Canine Case of Cutaneous Phyma Caused by <I>Candida zeylanoides</I>
  • Candida zeylanoidesの分離された犬の皮膚腫瘤の一例
  • Candida zeylanoides ノ ブンリサレタ イヌ ノ ヒフ シュ
  • A Canine Case of Cutaneous Phyma Caused by Candida zeylanoides

この論文をさがす

抄録

くる病を経過中の1例の子犬 (土佐犬, 80日齢, 雌) の頸部と大腿部の3ヵ所に小手拳大から鶏卵大の腫瘤が発生した. 腫瘤は皮膚から遊離して皮下織に存在し, 軽度の熱感と圧痛が認められた. 腫瘤部の生検材料の真菌培養により, Candida zeylanoidesが純粋ひご分離されたので, 治療のためナイスタチンの経口投与を行ったところ, 投与後5日で腫瘤は消失した. したがって, 本腫瘤はくる病の治療のために行ったグルコン酸カルシウム液の皮下注射と, 本菌の遇発的な増殖が関連したものと考えられた.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ