犬の門脈奇形の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Congenital Anomaly of the Portal Vein in Dog
- イヌ ノ モンミャク キケイ ノ 1レイ
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抄録
腹水を主徴とする犬の門脈奇形の1例に遭遇した. 血液検査所見では, 血清アンモニア490μg/dl, BSP排泄試験51.4%と共に著明な上昇を示した. TPは正常範囲で, Na蓄積および低アルブミン血症は認められなかった.尿中アンモニウム尿酸塩結晶はみられなかった. 経脾門脈造影により, 門脈の奇静脈への異常接続と胃の静脈への造影剤の逆流様所見を得たが, この逆流所見は剖検によって門脈の胃食道側副血行で, 門脈は肝臓へ向わずこれらのルートを経て奇静脈へ短絡していることがわかった. 上記の所見から, 本症例では肝内門脈系の欠損があり, そのために, 後天的に胃食道側副血行が発達したと考えられた. また, 今回, 門脈圧が著しく亢進していたことが示唆され, これが腹水増加の原因と思われた.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 42 (6), 425-428, 1989
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204712028800
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- NII論文ID
- 130004051263
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 3249615
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可