養鹿場における結核症の集団発生

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タイトル別名
  • An Outbreak of Tuberculosis in a Deer Farm
  • ヨウカバ ニ オケル ケッカクショウ ノ シュウダン ハッセイ

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抄録

青森県内1養鹿場で, 結核症の集団発生がみられた. 1988年に東南アジアからミズジカ (Cervus unicolor) および梅花鹿 (Cervus nippon) 計288頭が導入されたが, 1990年までの3年間にその中136頭 (47.2%) と, 自家生産鹿の146頭中96頭 (65.8%) が死亡した. 剖検された30例には, 肺および付属リンパ節を中心に諸臓器に顕著な結核病変がみられ, 病理組織学的には滲出性あるいは増殖性結核病巣であった. 検索された6例の肺病巣からMycobacterium bovisが分離された.

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