牛の子宮疾患に対するプロスタグランジンF<SUB>2</SUB>α製剤の治療効果

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タイトル別名
  • Effect of a PGF<SUB>2</SUB>α Analogue on Bovine Uterine Diseases
  • 牛の子宮疾患に対するプロスタグランジンF2α製剤の治療効果
  • ウシ ノ シキュウ シッカン ニ タイスル プロスタグランジン F2 アルファ
  • Effect of a PGF2^|^alpha; Analogue on Bovine Uterine Diseases

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抄録

持続型プロスタグランジンF2α製剤 (PGF2α), フェンプロスタレン (A-75) 1mgを子宮疾患牛の頸部皮下に1回注射して効果を調べたところ, 胎子娩出後8時間を経過しても胎盤の排出がみられなかった胎盤停滞牛27頭中9頭 (33.3%) で, 処置後4日以内に胎盤が排出された. しかし, 処置後合併症が認められた7頭を含む18頭では, 胎盤の排出がなかった. また, 悪露停滞症と診断された16頭では娩出後4~14日に発熱・食欲減退が認められ, 悪露排出不良で, 左右両子宮角幅が合計8指幅以上であったが, うち11頭 (68.8%) でPGF2α処置後3日以内に悪露が排出され, 子宮角幅は縮小して症状が改善された. さらに, 子宮蓄膿症と診断された7頭では分娩後37~165日に子宮が腹腔内に沈下し, 両子宮角幅が合計8指幅以上あり, 全例で処置後1~3日に多量の膿汁が陰門から排出され, 子宮は骨盤腔内に修復した

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