[Serum angiotensin-converting enzyme levels in sarcoidosis with cutaneous lesions].

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  • 皮膚病変を伴うサルコイドージスの血清angiotensin-converting enzyme値
  • ヒフ ビョウヘン オ トモナウ サルコイドージス ノ ケッセイ angiote

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皮膚病変を伴うサルコイドージス患者の血清 angiotensin-converting enzyme 活性値を,1)皮膚病変を伴わないサルコイドージス患者,2)いわゆる皮膚サルコイド反応を有する患者のそれと比較した. 皮膚病変を伴う例では,最低値35単位,最高値161単位を呈し,平均値は 61.7±16.0 単位であった.このうち肺病変 I 期群では, 49.9±7.2 単位,II 期群では 60.3±9.3 単位と後者にやや高値が認められた.いずれも健常人 (35±9単位) と比較し,明らかに高い傾向を示した.しかし,皮膚病変を伴わないサルコイドージスとの比較では,平均値および肺病変の病期別値においていずれも有意の差はなかった.このことから,本酵素は皮膚病変の有無にかかわらず,サルコイドージスの肺病変活動期に上昇する傾向を示すものと考えられた.一方,いわゆる皮膚サルコイド反応では,平均値 38.7±10.3 単位で,全身に系統的にサルコイドージス病変が存在しない場合には,概して正常に近い値をとるものと思われた.

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