加水分解液中のリグニンの沪過

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  • Filtration of Lignin in Hydrolysis Solution
  • 加水分解液中のリグニンの濾過〔英文〕
  • カスイ ブンカイエキチュウ ノ リグニン ノ ロカ エイブン

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抄録

恒圧沪過の基礎試験の結果,比抵抗はgraceの加圧沪過限界以上の10^11オーダの比抵抗を圧力2~8ka/cm2で示した。したがって,リグニン炉過はフィルタプレスが至当であると結論した。 リグニンの粒子は,沈降速度の測定から算出したところ,硫酸濃度により複雑なる変化が認められた。ところが洗浄時のリパルプによる沪過の比抵抗は,第一リパルプでは初回沪過より低く,第三リパルプでは初回沪過より高い結果を得,この際の硫酸濃度をリグニン粒子の場合と比較すると,ほぼ同一の傾向がみられた。 テストプラントの試験結果では,比抵抗は硫酸混合比が支配的であり,混合比が少なくなれば,その比抵抗は増大する。また,粘度の目安として,(H2SO4%)×(還元糖%)×(平均重合度)との関係を求めたが,(H2SO4%)×(還元糖%)×(平均重合度)が10~300では粘度の変化はないが,300以上で急激に粘度が増大する。これは実用的には利用できる目安とならう。

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