SPによる交通需要評価とその統計的効率性

書誌事項

タイトル別名
  • Statistical Efficient Estimation of Transportation Demand Analysis using Stated Preferences Data
  • SP ニ ヨル コウツウ ジュヨウ ヒョウカ ト ソノ トウケイテキ コウリツセイ

この論文をさがす

抄録

<p>交通需要の評価手法には,実際の旅行行動データを用いた顕示選好法(RP)と,回答者の表明データを用いた表明選好法(SP)がある.本研究ではモンテカルロ実験を用いてRPとSPの統計的効率性を比較し,少数のデータから効率的に推定するためのプロファイル・デザインの方法を検討した.その結果,推定値や支払意志額はRPとSPでは違いが見られないが,統計的効率性では差が見られた.RPは属性間の相関が高く,統計的効率性が比較的低い傾向にあったのに対して,SPは属性間の相関を低下させ,交通経路間のトレードオフが生じるようにデザインすることで,RPよりも高い統計的効率性を得ることが可能であった.</p>

収録刊行物

  • 運輸政策研究

    運輸政策研究 3 (2), 002-008, 2000-07-31

    一般財団法人 運輸総合研究所

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ