クマイザサが優先する林地での北海道和種馬放牧試験

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タイトル別名
  • Pasturage experiment for Japanese horse indigenous to Hokkaido in relation to a forest dominated by dwarf bamboo (Sasa senanensis)
  • クマイザサ ガ ユウセン スル リンチ デ ノ ホッカイドウ ワ シュバ ホウボク シケン

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抄録

北海道の森林面積の約70%に相当する400万haの林床がササで覆われている。積雪地に広く分布しているチシマザサやクマイザサは、しばしば高さ2m以上にも達し、造林更新施業上の障害となっている。一方、日高地方など太平洋岸の少雪地域では、ミヤコザサが馬の飼料として利用されてきた。しかし、ササのこのような活用事例はミヤコザサが分布しない道北地方ではみられない。道北地方の森林における豊富なササ資源を有効活用することは、人手のかからない更新補助施業と、馬の飼料コストの削減との双方に役立つ可能性がある。そこで、雨龍研究林と研究牧場との共同研究としてクマイザサが優先する林地への林間放牧試験を1999年度から開始した。2ヵ年の小規模な予備試験を経て、2001年度に行われた長期間・大面積の放牧試験の概要を報告する。

収録刊行物

  • 北方森林保全技術

    北方森林保全技術 20 18-21, 2002-11-29

    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション

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