エクストルーダによる家畜ふん堆肥の成型適性および成型能力

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  • エクストルーダ ニ ヨル カチクフンタイヒ ノ セイケイ テキセイ オヨビ セイケイ ノウリョク

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抄録

家畜ふん堆肥、特に水分の高い牛ふん堆肥を成型する目的で、F社製一軸混練式エクストルーダ(22kW)を用いた成型を試み、成型適性、成型能力を調査した。その結果、1.水分47-51%のモミガラ入り乳牛ふん堆肥、モミガラ入り肉牛ふん堆肥、副資材を含まない水分35%の豚ふん堆肥および水分42-43%の鶏ふん堆肥は成型できた。これにより、ハンドリングが向上し、流通促進が期待できる。2.水分20-60%のオガクズ入り乳牛ふん堆肥は、押し出し直後に膨らんで成型できなかった。3.エクストルーダは、モミガラ入り乳牛ふん堆肥を最大546kg/hr、副資材を含まない豚ふん堆肥を最大785kg/hr成型できた。400-500kg/hrの成型を1日4時間、年間250日行えば、年間400-500の成型堆肥が生産できる。4.成型による容積の圧縮は、副資材を含まない豚ふん堆肥および鶏ふん堆肥ではほとんど認められないが、モミガラ入り乳牛ふん堆肥では成型前の80%まで圧縮した。これにより、製品の保管施設面積が削減でき、余剰施設に長期保管すれば季節による需要の変動にも対処できる。

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