クローンヒラメのクローン性の証明と系統判別第1報 : DNAフィンガープリント法による証明と判別

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  • クローンヒラメ ノ クローンセイ ノ ショウメイ ト ケイトウ ハンベツ ダイ1ポウ DNA フィンガープリントホウ ニ ヨル ショウメイ ト ハンベツ

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抄録

第一卵割阻止型雌性発生二倍体(G2)の次世代を、再び雌性発生により作出することにより、クローンヒラメを9系統作出した。その一部を雄性ホルモン処理により雄化した後、異なる系統と交配することで、ヘテロ型クローン3系統作出した。マルチローカスDNAフィンガープリント法およびPCR法をべ一スとしたDNAフィンガープリント法により、クローン性の証明とクローン系統の判別を行った。マルチローカスDNAフインガープリント法の場合、クローン内およびG2では、全て同一のフィンガープリントパターンを示したのに対して、異なるクローン間および正常二倍体では、異なるバンドパターンであった。PCR法をべースとしたフィンガープリント法では、クローン系統間で多型性が認められ、系統判別が可能であった。ヘテロ型クローン個体では、両系統のホモ型親魚のマーカーを保有する個体としないものがあった。

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