ラクトフォリンの発見とその特性
書誌事項
- タイトル別名
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- ラクトフォリン ノ ハッケン ト ソノ トクセイ
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抄録
ラクトフォリン(lacophorin;LP)の発見の端緒は、乳脂肪球膜(MFGM)から調製した可溶性糖タンパク質(SGP)の免疫学的性質を調べるために作製したポリクローナル、抗-SGP抗体、とホエータンパク質を二重免疫拡散法で反応したところ、1本の沈降線の出現が観察されたことで始まる。しかもホエーの沈降線はSGPの主沈降線と融合し、ホエータンパク質で吸収した抗体ではいずれの沈降線も消失した。可溶性糖タンパク質(Soluble glycoproein:SGP)とは、MFGMの脱脂後に塩溶液可溶となる多分散性の糖タンパク質で、分子量は139k、糖含量は31%、等電点はpH4.4-5.7、沈降係数は6.10、拡散係数は3.79、偏比容は0.71、摩擦比f/foは2.16、吸光係数は1.84の性質をもっている。naive PAGEでは1本の幅広いバンドであるが、SDS-PAGEによる構成ポリペプチド数は7本あり、これらの分子量は10-88kで、主要な糖ペプチドの分子量は27kである。なお、本稿では菅野らのLPに関する研究を中心に述べるが、他に、フランスのNRAのG.Lindenグループによる多くの研究があり、彼らによる総説があるので参照されたい。
収録刊行物
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- ミルクサイエンス = Milk science
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ミルクサイエンス = Milk science 54 (3), 145-150, 2005-12
東京 : 日本酪農科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763619913344
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- NII論文ID
- 40007129140
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- NII書誌ID
- AA11125739
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- ISSN
- 13430289
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- NDL書誌ID
- 7798551
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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