肉用奥美濃古地鶏のサトウキビ抽出物飼料添加による発育および免疫効果

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  • ニクヨウ オクミノ コ ジドリ ノ サトウキビ チュウシュツブツ シリョウ テンカ ニ ヨル ハツイク オヨビ メンエキ コウカ

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抄録

奥美濃古地鶏にサトウキビ抽出物(SCE)を飼料添加し、発育および免疫に及ぼす効果を調べた。添加濃度は0.05、0.25、1.0および10%とし、抗菌性物質添加区(抗菌剤区)および無添加の対照区と比較した。発育については、3週齢毎の体重測定し、12週齢の試験終了時の飼料消費量および育成率を調査した。免疫効果は4および5週齢に、羊赤血球(SRBC)とブルセラ・アボルタス(BA)の混合抗原を静脈内に接種し、9週齢にアジュバント処理したヒューマンγグ口ブリン(HγG)を筋肉内に感作させた。免疫学的パラメーターはSRBCとBAに対する血清中の抗体反応、日γGに対する遅延型過敏反応(DTH)、血清中の免疫グロブリン(IgG)濃度および免疫関係臓器重量比を調べた。SRBCとBAに対する抗体反応では一定の傾向はなかったが、遅延型過敏反応は0.05%サトウキビ抽出物添加区が他区よりも高く、血清中IgG濃度および胸腺、脾臓生体重量比では10%添加区が高い傾向を示した。発育体重は0.05%添加区が大きく、抗菌剤区が小さい傾向を示した。

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