膜分離法を用いた廃食用油再生技術の開発

• 宮城 淳

  千葉県産業支援技術研究所 千葉県農業総合研究センター

• 鍋谷 浩志

  (独) 農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所

• 中嶋 光敏

  (独) 農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所

書誌事項

タイトル別名

• Regeneration of Used Frying Oil Using Membrane Process
• マク ブンリホウ オ モチイタ ハイショクヨウアブラ サイセイ ギジュツ ノ カイハツ

抄録

疎水性高密度非多孔質膜による膜分離法を用いた廃食用油の再生技術を開発した。本法は, フライ油の全体的な劣化指針となる極性物質の改善率52～61%を示し, 従来法である酸化マグネシウムや活性白土を用いた吸着法より, 品質の優れた食用油の再生が可能になった。本法と吸着法との組み合わせにより, 遊離脂肪酸や酸化生成物の除去も可能になり, より品質の良好な食用油再生が実現できた。本膜の液体分離における特性を解明したことにより, 本法が廃食用油再生のみならず, 各種油状物質の精製・分離に応用できる可能性を示した。

収録刊行物

• Oleoscience

  Oleoscience 6 (10), 484-492, 2006

  公益社団法人 日本油化学会

キーワード

• Used Frying Oil
• Hydrophobic Nonporous Denser Membrane
• Regeneration
• Membrane Process
• Adsorption Process

詳細情報

• CRID: 1390001204484397952
• NII論文ID: 130004650780
• NII論文ID: 40007482714
• NII書誌ID: AA11503417
• DOI: 10.5650/oleoscience.6.484
• ISSN: 21873461
• ISSN: 13458949
• NDL書誌ID: 8515194
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8515194
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/6/10/6_484/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可