特定の家畜ふん堆肥によるキク障害の特徴と堆肥の障害性検出方法

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タイトル別名
  • トクテイ ノ カチクフン タイヒ ニ ヨル キク ショウガイ ノ トクチョウ ト タイヒ ノ ショウガイセイ ケンシュツ ホウホウ

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抄録

牛ふんを主体とする家畜ふん堆肥を施用したほ場で栽培した一輪ギク「神馬」に、植物ホルモンのオーキシン類の異常に類似した障害が発生した。重度の障害株では頂芽の枯死・芯止まりが観察され、軽度の場合には摘蕾跡の肥大が観察された。障害性を有する堆肥を混合した培地に「神馬」発根苗を定植し、苗の茎を中位で切除(摘心)して栽培すると、2週間程度で切除部の肥大が観察される。この現象を利用することにより、障害性を有する堆肥を容易に検出できる。また、この現象を利用して家畜ふん堆肥の障害性を調査した結果、全ての家畜ふん堆肥が障害性を有することはなく、一部の家畜ふん堆肥に限られるものと考えられる。

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