映像・音響の伝送情報量が臨場感に与える影響の解析

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タイトル別名
  • Analysis of influence of transmission quantity of video and sound on realistic sensation
  • エイゾウ オンキョウ ノ デンソウ ジョウホウリョウ ガ リンジョウカン ニ アタエル エイキョウ ノ カイセキ

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抄録

本研究では,マルチメディア品質評価モデル開発のための基礎的研究として,映像・音響の伝送情報量が臨場感に与える影響の解析を行った.そのために,SD 法による主観評価実験を行い,その結果を因子分析した.その結果,3 つの因子が得られそれぞれ,「総合的な品質を表す因子」,「映像の品質を表す因子」,「コンテンツの静けさに関する因子」であることが推測された.これら3 つの因子得点から,“ 立体感がある-ない ” という形容詞対で得られた臨場感を推定したところ,精度よく推定することができた.さらに,映像・音響の伝送情報量から3 つの因子得点をある程度推定することができた.よって,映像・音響の伝送情報量が臨場感に影響を与えていることが確認できた.

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