森林管理によって及ぼされる多面的機能に関する定量的評価 : 高知県物部川を対象として

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  • Quantitative evaluation of forest's multifunctionality through management: from questionnaire on Monobe River, Kochi Prefecture

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抄録

本研究は、高知県香南市を対象として、森林管理によって及ぼされる多面的機能に関する評価を行った。評価手法としては、AHPを適用した。香南市周辺では、森林管理が不十分になると土砂災害が発生し、その結果として物部川の濁水等のように広範囲にわたって、影響が及ぶ。本研究のAHPの推定結果は、重要度が大きい順に並べると、「土砂流出防止」が0.200であり、「森林生物の生息空間の保全」が0.155であり、「鳥獣被害の軽減」が0.128であり、「二酸化炭素の吸収・固定」が0.1884であり、「物部川の水質・水量の安定」が0.245であり、「間伐材の木質ペレット生産」が0.083となった。

収録刊行物

  • 農村研究

    農村研究 (109), 62-72, 2009-09

    東京 : 食料・農業・農村経済学会

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