アメリカ留学準備のためのソーシャルスキル学習セッションの試み : 対人関係の形成に焦点を当てて

HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a Social Skills Learning Session for Japanese Students Planning to Study in the U.S. : Focusing on How to Start Networking with People
  • アメリカ リュウガク ジュンビ ノタメノ ソーシャル スキル ガクシュウ セッション ノ ココロミ : タイジンカンケイ ノ ケイセイ ニ ショウテン オ アテテ

この論文をさがす

抄録

本研究の目的は、日本人留学予定者を対象として、彼らの留学前にソーシャルスキル学習の場を提供するという試みを実践し、その概要と反応を報告することである。背景にある考え方は、留学前に、留学先で必要になる文化行動を学んでおくことが、渡航後の異文化不適応の対策になるとみるものである。具体的には、1年以内の短期留学を予定している日本人学部生向けに、アメリカ留学のためのソーシャルスキル学習セッションを構成して実施した。セッションでは、対人行動の学習に効果を持つとされる、心理学の認知行動療法の学習方法を適用し、対人関係の形成に関する3つの課題場面に即して、ロールプレイをしてもらった。参加者による自由記述と自己評価から、彼らは自分たちのパフォーマンスが、行動と認知の両面で向上したと感じていることが分かった。彼らの留学前の不安を低減させることに貢献したという示唆も得られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ