Fusarium solani f. sp. eumartii によるトマトフザリウム株腐病(新称)
書誌事項
- タイトル別名
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- Foot rot of tomato, a new disease in Japan, caused by Fusarium solani f. sp. eumartii
- Fusarium solani f sp eumartii ニ ヨル トマトフザリウムカブフビョウ シンショウ
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抄録
2004年5~6月,栃木県の施設栽培トマト(土耕栽培)で,茎の基部が激しく褐変腐敗し,病勢が進展すると立枯症状を呈する病害が発生した.病斑部から常法により病原菌を分離したところ,Fusarium 属菌が高率に分離された.分離菌株の小分生子は,0~1隔膜,楕円~紡錘形で長い分生子柄上に擬頭状に形成された.大分生子は,1~5隔膜,鎌形であった. 厚壁胞子は表面平滑または粗であった.分離菌株をトマトに接種したところ原病徴が再現され,接種菌が再分離された.トマト以外の植物に対する寄生性を検討したところ,インゲンマメ‘初みどり2号’およびソラマメ‘讃岐長莢早生蚕豆’に病原性が認められた.TEF1-α遺伝子による系統解析により,分離菌株はO’DonnellによるFusarium solani 種複合体のクレード3に属したが,交配群MP-I~VIIのいずれとも異なった系統群であることが判明した.また,分離菌株は,Romberg and Davis(2007)の報告したF. solani f. sp. eumartii とTEF1-α遺伝子の塩基配列が一致し,rDNA ITS領域の塩基配列も高い相同性が認められることから,分離菌株をF. solani f. sp. eumartii と扱ってよいと判断した.本病をF. solani f. sp. eumartii によるトマトフザリウム株腐病と呼ぶことを提案する.<br>
収録刊行物
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- 日本植物病理学会報
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日本植物病理学会報 76 (1), 7-16, 2010
日本植物病理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206402557312
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- NII論文ID
- 130004779350
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- NII書誌ID
- AN0019269X
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- ISSN
- 18820484
- 00319473
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- NDL書誌ID
- 10598622
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可