アスパラガス半促成長期どりにおける省力的で施肥コストを低減した減化学肥料栽培

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  • アスパラガス ハンソク セイチョウキドリ ニ オケル ショウリョクテキ デ セヒ コスト オ テイゲン シタ ゲン カガク ヒリョウ サイバイ

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抄録

アスパラガスの半促成長期どり栽培における被覆尿素を用いた減化学肥料栽培法を検討した。1月の冬肥にLPコートS160を窒素成分で26.5kg/10a、5〜7月の各上旬にペレット状のナタネ油かすを3〜4kgの合計10kg/10a施用する減化学肥料体系は、冬肥にCDUS555で窒素15kg/10a、4〜10月上旬に燐加安S550を15日間隔で2〜5kgの合計38kg/10aを分施する慣行施肥体系と比べて商品収量、L規格以上収量とも同等で、化学肥料由来の窒素が50%、総窒素施用量が31%、施肥回数が71%、肥料代が54%削減できた。この減化学肥料体系では、リン酸、カリの過剰供給を抑えるとともに、夏季のpH低下が改善できた。また、この減化学肥料体系は、毎年もみがら牛糞堆肥10t/10aの施用が前提条件であるが、もみがら牛糞堆肥の代わりに未熟なシメジ廃培地を2年間継続施用しても収量に影響がなかった。

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