VR方式によるダム洪水調節の適用性に関する検討

  • 三石 真也
    国土交通省国土技術政策総合研究所 河川研究部 水資源研究室
  • 角 哲也
    京都大学防災研究所 水資源環境研究センター
  • 尾関 敏久
    国土交通省国土技術政策総合研究所 河川研究部 水資源研究室
  • 松木 浩志
    財団法人ダム水源地環境整備センター 企画部

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Effectiveness of V-R Method of Dam Operation in Flood Control
  • VR ホウシキ ニ ヨル ダム コウズイ チョウセツ ノ テキヨウセイ ニ カンスル ケントウ

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抄録

治水容量を持つダムにおいて計画を超える超過洪水が発生した際には,放流量を大幅に引き上げ,流入量にすり付けるただし書き操作が実施されるが,ダムの洪水防御効果が低下する点や必ずしもダムの空き容量が十分には使用できていない点が課題として残っている。このような超過洪水に対しては,空き容量を考慮しながら放流を行うVR方式の実施が有効と考えられる。本論文は,過去の洪水データを活用してVR方式の適用を試み,その有効性を検証するとともに,問題点を明らかにし,合理的な適用手法を提案するものである。

収録刊行物

  • ダム工学

    ダム工学 20 (2), 105-115, 2010

    一般社団法人 ダム工学会

被引用文献 (2)*注記

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