「監視研究」の理論的課題 : パノプティコン・モデルにおける二つの方向性をめぐって

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  • カンシ ケンキュウ ノ リロンテキ カダイ パノプティコン モデル ニオケル フタツ ノ ホウコウセイ オ メグッテ

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抄録

1 監視研究の諸潮流 : 近年、さまざまな学問領域で「監視」(surveillance)をキーワードとした研究が盛んである。これらの諸研究は「監視研究」と総称され、カナダの社会学者であるD.ライアンの言葉を借りれば、「過去20年以上にわたって、一方で管理と新たなテクノロジーにおける急速な発達と、他方で理諭的説明の鮮烈な主導によって、拍車をかけられた」(Lyon 2006a 邦訳は松井による)ものである。……

収録刊行物

  • 市大社会学

    市大社会学 11 37-50, 2010-08

    大阪市立大学社会学研究会

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