固相抽出及びLC/MSを用いたマイタケ中ビタミンD2の迅速分析

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  • コソウ チュウシュツ オヨビ LC MS オ モチイタ マイタケ チュウ ビタミン D2 ノ ジンソク ブンセキ

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抄録

マイタケを用いた高ビタミンD含有食品素材の開発を目的として、マイタケ中ビタミンD2の迅速分析法を検討した。従来からの公定法は煩雑で時間もかかるため、今回、固相カラムを用いて簡便な抽出及び精製後LC/MSにより測定を行う方法を試みた。その結果、1)前処理として固相抽出法を用いることにより、前処理に要する時間は1サンプルあたり公定法の半分の約10分で、この一連の操作により約4時間で24検体の前処理が可能となった。2)ビタミンD3を内標準物質として用いることで本方法による測定結果の日内変動(n=4,μg/100g,mean±S.D.)は20635.48±107.35、日間変動(n=16,μg/100g,mean±S.D.)は20512.99±122.09であった。3)公定法との比較を行ったところ、公定法による結果とほぼ同一の測定結果を得ることができた。

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