活性アルミナを用いる 1,1,2-トリクロルエタンの脱塩化水素による 1,2-ジクロルエチレンの製造

書誌事項

タイトル別名
  • Manufacture of 1, 2-Dichloroethylene by Dehydrochlorination of 1, 1, 2-Trichloroethane
  • カッセイ アルミナ オ モチイル 1 , 1 , 2-トリクロルエタン ノ ダツエンカ スイソ ニ ヨル 1 , 2-ジクロルエチレン ノ セイゾウ

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抄録

活性アルミナ触媒を用いて, 250~330℃ で 1,1,2-トリクロルエタンを脱塩化水素すると, 1,2-ジクロルエチレンになり,その組成は cis-体が 80~95%, trans-体が 20~5% である。この反応は酸接触機構で進行するものであり, ラジカル分解ではない。触媒活性が高い間は分解物中のcis-体の割合が多く, 活性が低下するに従い trans-体と塩化ビニリデンの割合が増加する。この活性アルミナ触媒の寿命は長く, 1,2-ジクロルエチレンの工業的製造法として興味ある反応である。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 74 (7), 1375-1377, 1971

    The Chemical Society of Japan

被引用文献 (2)*注記

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