広範囲に及ぶ急性・慢性円形脱毛症患者に対するステロイド中用量間欠内服療法の検討

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タイトル別名
  • The Efficacy of Oral Medium Dose Prednisolone Pulse Therapy for Acute and Chronic Alopecia Areata Diffuse Type
  • コウハンイ ニ オヨブ キュウセイ マンセイ エンケイ ダツモウショウ カンジャ ニ タイスル ステロイド チュウ ヨウリョウ カンケツ ナイフク リョウホウ ノ ケントウ

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抄録

急激な経過で広範囲に発症する脱毛症患者13例にステロイド中用量間欠内服療法を行った.具体的には,「プレドニゾロン0.5 mg/kg/dayを3日間内服し11日休薬」を1クールとし,原則として3~5クール行った.初発9症例については,本療法終了時に硬毛を認めた2症例は,その後追加治療の必要なく略治に至った.軟毛を認めた5症例では,SADBE療法を導入し,4症例で軽快傾向を認めた.SADBE 療法で軽快中の再発症例については,4症例中3症例で内服パルス療法終了時に軟毛を認めたものの,その後も完治には至らなかった.以上より,本療法は初発の急性進行性脱毛症患者の初期治療として有効な治療法になり得る可能性があると考える.

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