臨床における看護師のプラシーボ与薬の実態に関する全国調査

書誌事項

タイトル別名
  • A questionnaire survey on the use of placebo in clinical practice by nurses in Japan
  • リンショウ ニ オケル カンゴシ ノ プラシーボヨヤク ノ ジッタイ ニ カンスル ゼンコク チョウサ

この論文をさがす

抄録

<p>臨床で働く看護師が治療行為として実施しているプラシーボ夜薬の現状を、全国300床以上の病院954施設の病棟看護師を対象とし無記名自記式質問紙にて調査した。回答者の86%が過去に予約の経験を持ち、約半数がプラシーボ予約は効果が「とてもある」または「ある」と答えた。「プラシーボ予約は倫理に反すると思うか」という設問に「反するとは思わない」と答えた者は59%(n=192)であった。プラシーボ与薬後に患者の苦痛が消失した場合「高架があれば真実を告げなくても良い」と答えた者は約60%であった。看護師はプラシーボ与薬に対して道徳的な不確かさを感じてはいるのだが、問題を深く省察するまでには至らず、多忙な業務に埋没していた。</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ