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- 李 在鎬
- (独)国際交流基金日本語試験センター
書誌事項
- タイトル別名
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- The Utility of Corpora for Composing Reading Comprehension Questions for Large-Scale Tests
- ダイキボ テスト ノ ドッカイ モンダイ サクセイ カテイ エ ノ コーパス リヨウ ノ カノウセイ
- 大規模テストの読解問題作成過程へのコーパス利用の可能性 (特集 大規模日本語テストの可能性)
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抄録
<p> 本稿では,大規模テストの問題作成におけるコーパスの利用可能性を考察した。考察においては言語テスト分野におけるコーパス利用の現状を紹介した後,試験問題の作成過程でコーパスを用いる利点について述べた。そして,読解の問題作成での利用を想定し,日本語能力試験の級区分に基づくコーパスデータの分析を試みた。分析においては,日本語能力試験の読解テキストを学習データ,『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の収録データを評価データにし,判別分析を行った。この分析から『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の収録データが1級から4級のどの級に相当するかを明らかにし,問題作成における利用範囲を示した。最後に,日本語教育におけるコーパス分析の視点としては,定量的アプローチだけでなく,具体的な用例を確認しながら質的に分析していくアプローチも必要かつ重要であることを指摘した。</p>
収録刊行物
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- 日本語教育
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日本語教育 148 (0), 84-98, 2011
公益社団法人 日本語教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205161909504
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- NII論文ID
- 130005394606
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- NII書誌ID
- AN0018947X
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- ISSN
- 24242039
- 03894037
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- NDL書誌ID
- 11107107
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- NINJAL
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可