書誌事項
- タイトル別名
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- A case of type 2 diabetes mellitus complicated with left iliopsoas abscess caused by a left femoral vein catheter during treatment for right pyothorax and right subphrenic abscess
- 症例報告 右膿胸及び右横隔膜下膿瘍の経過中に左大腿静脈カテーテルが原因と考えられた左腸腰筋膿瘍を合併した2型糖尿病の1例
- ショウレイ ホウコク ミギ ノウキョウ オヨビ ミギ オウカクマク カ ノウヨウ ノ ケイカ チュウ ニ ヒダリ ダイタイ ジョウミャク カテーテル ガ ゲンイン ト カンガエラレタ ヒダリ チョウ ヨウキン ノウヨウ オ ガッペイ シタ 2ガタ トウニョウビョウ ノ 1レイ
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抄録
症例は78歳,男性.糖尿病,認知症にて近医通院中であり,糖尿病は約10年前に指摘され,食事療法と経口血糖降下薬によってHbA1c 6%台の血糖コントロール状態であった.2008年7月3日より発熱出現し,当院救急搬送され入院となった.入院後,右下葉肺炎から右膿胸に移行したが,抗生剤投与及び胸腔ドレナージにより軽快した.10月より再び発熱及び炎症反応の上昇を認め,CT検査にて右横隔膜下膿瘍を認めた.右横隔膜下膿瘍については,抗生剤投与にて軽快した.11月初旬より発熱及び腰痛を認め,CT検査にて左腸腰筋膿瘍を認めた.左腸腰筋膿瘍については,抗生剤単独投与では改善されず,膿瘍の更なる増大を認めた.10月下旬に左大腿静脈から挿入した中心静脈カテーテルからの感染を考慮し,11月下旬,カテーテルを抜去した.その後左腸腰筋膿瘍の急速な縮小を認め,炎症反応も改善し,腰痛も認めなくなり,2009年1月退院となった.高齢者で認知症を認める場合,挿入手技に伴う合併症の少ない大腿静脈からカテーテルを挿入せざるを得ないことも多い.しかし,大腿静脈カテーテル留置は,易感染性であり,発熱の原因となりうることをたえず考慮し,発熱が続く場合は,躊躇せずに早期にカテーテルを抜去することが必要であると考えられた.<br>
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 48 (2), 180-184, 2011
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205025736064
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- NII論文ID
- 10030469491
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- NDL書誌ID
- 11105282
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- ISSN
- 03009173
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可