活動後増強を生じさせるためのコンディショニング収縮の時間が最大随意短縮性足関節底屈トルクに与える影響

書誌事項

タイトル別名
  • The influence of the duration of a conditioning contraction inducing postactivation potentiation on the maximal voluntary concentric plantar flexion torque
  • カツドウ ゴ ゾウキョウ オ ショウジサセル タメ ノ コンディショニング シュウシュク ノ ジカン ガ サイダイ ズイイ タンシュクセイ ソクカンセツ テイクツ トルク ニ アタエル エイキョウ

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抄録

本研究では,活動後増強を生じさせるために行うコンディショニング収縮の時間が,その後の最大随意短縮性トルクの増加の程度に与える影響を検討した.男性9 名に6 秒間および14 秒間の最大随意等尺性足関節底屈トルク発揮(コンディショニング収縮)を行わせ,その前後の単収縮トルクおよび最大随意短縮性トルクを比較した.単収縮トルクは6 秒間および14 秒間条件においてPre よりも有意に増加し,Post の値は14 秒間が6 秒間条件と比べて有意に大きかった(p < 0.05).一方,最大随意短縮性トルクは6 秒間条件のみ有意に増加した(p < 0.05).また,筋電図の結果から,14 秒間条件では中枢性疲労が大きいことが示唆された.これらの結果から,最大随意短縮性トルクにおいては,コンディショニング収縮の実施時間の延長は力発揮能力を増強させるが,同時に生じた筋疲労の影響により,コンディショニング収縮による増強効果は打ち消されることが示唆された.

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