Recent Advances in Sleep Apnea.

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  • 睡眠時無呼吸 最近のアプローチ
  • 医学と医療の最前線 睡眠時無呼吸 最近のアプローチ
  • イガク ト イリョウ ノ サイゼンセン スイミンジ ムコキュウ サイキン ノ アプローチ

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は,初めて報告されてから未だ35年しか経過していない疾患であるが,この間の研究の発展は目を見張るものがある.多くの疫学的研究により,SASはcommon diseaseの一つであることが明らかとなり今後さらに増加する傾向にある.診断基準については大きな訂正が行われ,呼吸の完全停止がなくとも換気量が低下して低酸素が明らかに見られる場合を低呼吸と定義し,1時間当たりの無呼吸と低呼吸の和が5以上をSASと診断することがコンセンサスとなった.SASの臨床研究の発展には米国での多施設合同大規模研究が大きく貢献しており,特にSASと高血圧をはじめとする循環系合併症との直接的な関連が明らかされただけではなく,最近では糖尿病との関連も明らかになりつつある.治療に関してもnasal CPAPを中心に多くの発展がみられ,また,これまであまり注目されていなかった中枢型SASにおいても心不全との関連で注目されている.<br>

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