左横隔膜麻痺を呈した高位頸髄損傷者のPCFを指標とした咳嗽練習の治療経験

• 海藤 正陽

  茨城県立医療大学付属病院理学療法科

• 冨田 和秀

  茨城県立医療大学理学療法学科

• 田上 未来

  茨城県立医療大学大学院保健医療科学研究科

• 居村 茂幸

  茨城県立医療大学大学院保健医療科学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Case report for cough training assessed with peak cough flow of the high-cervical cord injury that induced the left phrenoplegia
• 症例報告 左横隔膜麻痺を呈した高位頸髄損傷者のPCFを指標とした咳嗽練習の治療経験
• ショウレイ ホウコク ヒダリ オウカクマク マヒ オ テイシタ コウイ ケイズイソンショウシャ ノ PCF オ シヒョウ ト シタ ガイソウ レンシュウ ノ チリョウ ケイケン

抄録

今回われわれは，左横隔膜麻痺を呈した高位頸髄損傷者に対して，Peak Cough Flow（以下，PCF）を指標とした咳嗽練習を試みた．本症例のPCFが270 L/min未満の病期においても，咳嗽時自己腹部圧迫の導入により即時的にPCFを高めることが可能であった．本報告では咳嗽練習（最大強制吸気・徒手胸郭圧迫）と自己腹部圧迫導入により，自己排痰が可能となった良好な経過を示した症例の治療経験を報告する．

収録刊行物

• 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌

  日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 20 (3), 278-282, 2010

  一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会

キーワード

• 高位頸髄損傷
• 左横隔膜麻痺
• peak cough flow
• 咳嗽練習
• 自己腹部圧迫

詳細情報

• CRID: 1390001205281491456
• NII論文ID: 130005263024
• NII書誌ID: AA1219409X
• DOI: 10.15032/jsrcr.20.3_278
• ISSN: 21894760
• ISSN: 18817319
• NDL書誌ID: 11179934
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I11179934
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011298425
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可