博物館だより(5) マロニエ昆虫館の人文学的展示法と「どくとるマンボウ昆虫展」

書誌事項

タイトル別名
  • Exhibiting method of the humanities in the Marronnier Insect Museum and "The Doctor Manbou Insect Exhibition"
  • ハクブツカンダヨリ(5)マロニエ コンチュウカン ノ ジンブンガクテキ テンジホウ ト 「 ドク トル マンボウ コンチュウテン 」

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抄録

『どくとるマンボウ昆虫記』は,多くの若い昆虫学者にとって,昆虫学を志すきっかけとなった名作である.その作者である北杜夫氏は,2011年10月24日に84歳で亡くなられた.北杜夫氏の追悼の意味も込めて,一風変わった博物館施設である「マロニエ昆虫館」の人文学的展示法と「どくとるマンボウ昆虫展」について紹介した.2006年に開設された「マロニエ昆虫館」は,栃木県県民の森内の遊休施設を利用した展示施設である.その人文学的展示テーマの中から今回は,「ギリシャ神話の中の昆虫たち」と「ことわざ・格言・言い回しの中の虫たち」の二つを紹介した.「どくとるマンボウ昆虫展」は,この人文学的展示の延長であり,全国19会場で開催され,軽井沢会場では平成天皇もご覧になった.

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