<資料>ICU入室患者の栄養管理の実態 : 完全静脈栄養群と経腸栄養併用群の比較

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  • ICU入室患者の栄養管理の実態 : 完全静脈栄養群と経腸栄養併用群の比較
  • ICU ニュウシツ カンジャ ノ エイヨウ カンリ ノ ジッタイ : カンゼン ジョウミャク エイヨウグン ト ケイ チョウ エイヨウ ヘイヨウグン ノ ヒカク

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抄録

本調査は,ICUに入室した非経口摂取状態の完全静脈栄養(以下,TPN)患者と経腸栄養併用(以下,EN併用)患者の栄養管理の実態と今後の課題を明らかにすることを目的とした。研究方法は,TPNまたはEN併用患者8名を対象に,1日栄養摂取量と血液生化学検査値を入室時と1週間後の2回測定し,成人の基準値(日本人の食事摂取基準2010年度版)と比較した。その結果,一週間後のTPN群の特徴は,たんぱく質と総脂肪摂取量の低値,高血糖であった。EN併用群の特徴は,たんぱく質と総脂肪摂取量の増加,血中TG の有意な上昇であった。両群ともHDL-choの低値が持続した。看護師が栄養バランス(PFC比/たんぱく質:脂肪:炭水化物%エネルギー)を日々評価し,栄養評価・摂取内容の検討を医師と共に行うことが課題である。

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