<I>Mycobacterium abscessus</I> によるペースメーカー感染の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Pacemaker Infection due to <I>Mycobacterium Abscessus</I>
  • 症例 Mycobacterium abscessusによるペースメーカー感染の1例
  • ショウレイ Mycobacterium abscessus ニ ヨル ペースメーカー カンセン ノ 1レイ
  • A Case of Pacemaker Infection due to Mycobacterium Abscessus

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抄録

79歳,男性。完全右脚ブロックに対し,1989年に左胸部にペースメーカーを埋設。2010年5月にリード線埋設部に沿って発赤腫脹と排膿が出現した。抗生剤投与に反応せず,創部培養も陰性であったため,ジェネレーターとリード線を除去し,右胸部に新たなペースメーカーを埋設した。しかし発赤排膿が持続し,さらに新設部にも膿瘍を形成した。膿瘍部から吸引した膿汁の培養にてMycobacterium abscessus が検出されたため,開胸下にペースメーカーを全抜去した。海外・本邦を含めて抗酸菌によるペースメーカー感染の報告は極めて稀であるが,抗生剤に反応せず感染が長期間持続する場合は念頭に置く必要がある。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 74 (2), 161-164, 2012

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (13)*注記

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