同種骨髄移植後のvaricella-zoster virus感染症後に発症した免疫介在性脳脊髄炎

• 立花 崇孝

  神奈川県立がんセンター　血液内科 横浜市立大学付属市民総合医療センター　血液内科

• 高崎 啓孝

  神奈川県立がんセンター　血液内科

• 田中 正嗣

  神奈川県立がんセンター　血液内科

• 沼田 歩

  神奈川県立がんセンター　血液内科

• 山崎 悦子

  横浜市立大学大学院医学研究科　病態免疫制御内科学 大和市立病院　血液内科

• 瀬川 文徳

  神奈川県立がんセンター　神経内科

• 藤澤 信

  横浜市立大学付属市民総合医療センター　血液内科

• 丸田 壱郎

  神奈川県立がんセンター　血液内科

• 石ヶ坪 良明

  横浜市立大学大学院医学研究科　病態免疫制御内科学

• 金森 平和

  神奈川県立がんセンター　血液内科

書誌事項

タイトル別名

• Immune-mediated encephalomyelitis following varicella-zoster virus infection after allogeneic stem cell transplantation
• 症例報告 第165回日本血液学会例会 : 木村文彦例会長 推薦演題 同種骨髄移植後のvaricella-zoster virus感染症後に発症した免疫介在性脳脊髄炎
• ショウレイ ホウコク ダイ165カイ ニホン ケツエキ ガッカイ レイカイ : キムラブンヒコレイカイチョウ スイセン エンダイ ドウシュ コツズイ イショク ゴ ノ varicella-zoster virus カンセンショウ ゴ ニ ハッショウ シタ メンエキ カイザイセイ ノウ セキズイエン

抄録

症例は40歳，男性。急性骨髄性白血病の第1寛解期に非血縁者間同種骨髄移植を施行した。Day 101にvaricella-zoster virus (VZV)感染症を合併したが，抗ウイルス薬およびγグロブリン投与にて改善した。Day 119にしびれと複視を訴え，症状増悪のためday 147に入院した。頭部MRIおよび髄液検査などから免疫介在性脳脊髄炎と診断した。大量γグロブリン療法が奏功し，その後再燃を認めていない。免疫介在性脳脊髄炎は，稀な炎症性脱髄性中枢神経系疾患であり，同種移植後の発症報告は少なく，VZV感染症後に限定すると報告例はみられない。本症例の臨床経過や診断，治療は示唆に富み，文献的考察とともに報告する。

収録刊行物

• 臨床血液

  臨床血液 53 (4), 465-468, 2012

  一般社団法人 日本血液学会

キーワード

• Immune-mediated encephalomyelitis
• Varicella-zoster infection
• Intravenous immunoglobulin therapy
• Allogeneic hematopoietic stem cell transplantation

詳細情報

• CRID: 1390282680014084224
• NII論文ID: 130004501664
• NII論文ID: 10030831183
• NII書誌ID: AN00252940
• DOI: 10.11406/rinketsu.53.465
• COI: 1:STN:280:DC%2BC38jgsl2htA%3D%3D
• ISSN: 18820824
• ISSN: 04851439
• NDL書誌ID: 023754417
• PubMed: 22687982
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I023754417
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012224332
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可