保育園における「気になる子」への支援事例研究 : 一斉活動における退室行動を教室の環境調整によって減少させる試み

書誌事項

タイトル別名
  • The Case Study of intervention for Children with Developmental Problems in Nursery School : a Functional Behavioral analysis and Environmental Adjustment Intervention
  • ホイクエン ニ オケル 「 キ ニ ナル コ 」 エ ノ シエン ジレイ ケンキュウ : イッセイ カツドウ ニ オケル タイシツコウドウ オ キョウシツ ノ カンキョウ チョウセイ ニ ヨッテ ゲンショウ サセル ココロミ

この論文をさがす

抄録

要 約 集団活動時に参加ができず、自席から離席したり、退室したりしてしまう「気になる子」 の支援のために、行動問題が生じる要因を機能的行動分析に基づいてアセスメントを行い、 主に環境調整を行って、行動問題の減少が認められるか検討を行った。その結果、退室の 先行条件が課題遂行の難しさ及び課題終了時であった。そのため、教室の一角に一人で過 ごすことができる“コーナー”を設けたところ、退室回数が半減した。このことから、行 動の持つ機能的意味を分析すること、本人への介入ではなく環境調整することで有効な支 援が行えることが示された。

収録刊行物

  • 作大論集

    作大論集 (2), 261-279, 2012-03-15

    作新学院大学

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ