精米と米研ぎによる放射性セシウムの残存割合及び糠層中の濃度分布

  • 田上 恵子
    独立行政法人 放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 廃棄物技術開発研究チーム
  • 内田 滋夫
    独立行政法人 放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター 廃棄物技術開発研究チーム

書誌事項

タイトル別名
  • Radiocaesium Food Processing Retention Factors for Rice with Decreasing Yield Rates due to Polishing and Washing, and the Radiocaesium Distribution in Rice Bran
  • セイマイ ト コメトギ ニ ヨル ホウシャセイ セシウム ノ ザンソン ワリアイ オヨビ ヌカソウ チュウ ノ ノウド ブンプ

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抄録

放射性セシウム(Cs)を含む玄米を最大82%までの歩留まりで精米し,米中の残存割合(Fr:加工後の元素総量/加工前の元素総量)を求めた。糠層の除去が進むにつれて放射性CsのFrは減少し,歩留まり90~92%の精白米では半分以下になった。米研ぎを行うと,精白米に対するFrで0.59を得た。糠中の放射性Csを各層ごとに測定したところ,中央付近にピークがあったが,胚芽の含量が影響していると考えられた。

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