イソニアジド髄注療法およびステロイドパルス療法が奏効した難治性結核性髄膜炎の2例

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment of intractable tuberculous meningitis using intrathecal isoniazid administration and steroid pulse therapy; A report of two cases
  • 症例報告 イソニアジド髄注療法およびステロイドパルス療法が奏効した難治性結核性髄膜炎の2例
  • ショウレイ ホウコク イソニアジドズイチュウ リョウホウ オヨビ ステロイドパルス リョウホウ ガ ソウコウ シタ ナンチセイ ケッカクセイ ズイマクエン ノ 2レイ

この論文をさがす

抄録

結核性髄膜炎は早期発見と早期治療を要し死亡率の高い中枢神経感染症である.迅速に治療開始しても難治例が存在し,不可逆的な副作用の出現,血管炎などの重篤な合併症など多くの問題を経験する.われわれはイソニアジド髄注療法およびステロイドパルス療法の併用が奏功した2例を経験した.いずれも標準的治療は奏功せず,これらの療法を併用することで改善し,重篤な後遺障害を残さず社会復帰した.イソニアジド髄注療法およびステロイドパルス療法は難治性の結核性髄膜炎に対し考慮すべき療法と考えられた.<br>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (12)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ