副腎皮質ステロイドが奏功した脳アミロイドアンギオパチー関連白質脳症の1例

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タイトル別名
  • Cerebral amyloid angiopathy-related leukodystrophy: a case report
  • フクジン ヒシツ ステロイド ガ ソウコウ シタ ノウ アミロイドアンギオパチー カンレン ハクシツ ノウショウ ノ 1レイ

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抄録

症例は80歳代の女性である.痙攣後に右片麻痺,右半側空間無視をみとめ頭部MRI FLAIR画像において左大脳半球皮質下にびまん性に左右不対称に広がる白質病変をみとめた.神経症候の増悪とMRI所見で白質病変の増大がみられた.以前より認知症があり,T2*強調画像において皮質下に微小出血をみとめることからアミロイドアンギオパチーをうたがい脳生検をおこなった.アミロイド蛋白の沈着ならびに血管周囲への軽度の炎症細胞浸潤を呈したことからアミロイドアンギオパチー関連白質脳症と診断した.ステロイド治療により著明な神経症候の改善にともないFLAR画像における白質病巣の改善がみられた.<br>

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参考文献 (5)*注記

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