ヘモグロビン結合アッセイの改良及び乳牛の分娩後における牛ハプトグロビン濃度推移

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  • 中村 正明
    （地独）北海道立総合研究機構根釧農業試験場 新潟県農業共済組合連合会
  • 小山 毅
    （地独）北海道立総合研究機構根釧農業試験場
  • 松井 義貴
    （地独）北海道立総合研究機構根釧農業試験場
  • 平井 綱雄
    （地独）北海道立総合研究機構畜産試験場
  • 南橋 昭
    （地独）北海道立総合研究機構畜産試験場
  • 中田 健
    酪農学園大学獣医学部
  • 横田 博
    酪農学園大学獣医学部
  • 宮本 亨
    (独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Modification of Hemoglobin Binding Assay and Measurement of Bovine Haptoglobin in Postpartum Period
  • ヘモグロビン ケツゴウ アッセイ ノ カイリョウ オヨビ ニュウギュウ ノ ブンベン ゴ ニ オケル ギュウ ハプトグロビン ノウド スイイ

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抄録

ハプトグロビン（Hp）測定法の一種であるヘモグロビン結合アッセイ（HBA）を改良し短時間で測定可能なHBA を開発した．本法は一元免疫拡散法と高い相関を示し，再現性も良好であった．健康牛の血中Hp濃度は分娩後3日目で最も高く，以後減少した．分娩後6週から16週における健康牛の血液（n＝754）の中央値98μg/ml（平均値110μg/ml）であり，95パーセンタイル値は170μg/ml であった．健康な育成牛（n＝41）では中央値88μg/ml（平均値91μg/ml）であった．また分娩直後に発症した急性乳房炎，胎盤停滞牛は健康牛よりもHpが高く，改良HBAによるHp測定は分娩後の乳牛における疾病診断の一助に有用と考えられた．

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被引用文献 (2)*注記

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