南大東島のモズ<i>Lanius bucephalus</i> の非同時孵化による体サイズ格差

DOI Web Site 参考文献5件
  • 松井 晋
    大阪市立大学大学院理学研究科動物機能生態学研究室
  • 土屋 祐子
    大阪市立大学大学院理学研究科動物機能生態学研究室
  • 高木 昌興
    大阪市立大学大学院理学研究科動物機能生態学研究室
  • 日阪 万里子
    大阪市立大学大学院理学研究科動物機能生態学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Size Hierarchy Caused by Hatching Asynchrony in the Bull-headed Shrike <i>Lanius bucephalus</i> on Minami-daito Island
  • Size Hierarchy Caused by Hatching Asynchrony in the Bull-headed Shrike Lanius bucephalus on Minami-daito Island

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抄録

晩成性のスズメ目鳥類では，多くの種が非同時孵化をしめす。本研究では南大東島のモズLanius bucephalusにおける各巣の非同時孵化の程度と最初の卵が孵化してから5日後の各雛の体サイズ格差を調べた。最初の卵の孵化から5日後におけるブルード内で最も体重の重い雛に対する各雛の体重比は，初日に孵化した雛(95%信頼区間:0.94–0.98)，翌日に孵化した雛(0.73–0.83)，翌々日に孵化した雛(0.52–0.72)でほとんど重複していなかった．このことから，非同時孵化による体サイズの格差は最初の卵が孵化してから5日後にも検出できると考えられた。

収録刊行物

  • 山階鳥類学雑誌

    山階鳥類学雑誌 44 (1), 31-35, 2012

    公益財団法人 山階鳥類研究所

参考文献 (5)*注記

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