プラチナ系抗がん剤のがん・腎臓移行を決定する分子機構

書誌事項

タイトル別名
  • Molecular mechanism underlying delivery of platinum agents to the cancer and kidney
  • プラチナケイ コウガンザイ ノ ガン ・ ジンゾウ イコウ オ ケッテイ スル ブンシ キコウ

この論文をさがす

抄録

プラチナ系抗がん剤は現在も幅広く臨床使用されている。これらの毒性発現機構は酷似しているにも関わらず、腎毒性をはじめとして異なった特徴を呈する。トランスポータはその基質認識特異性、発現分布、機能特性によって、組織への薬物の輸送を司る。近年の研究により、有機カチオントランスポータOCTとmultidrug and toxin extrusion MATEがプラチナ系抗がん剤のドラッグデリバリーに重要な役割を果たすことが明らかにされてきた。本稿では、トランスポータを介したプラチナ系抗がん剤のデリバリーに焦点を当てて解説する。

収録刊行物

参考文献 (21)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ