書誌事項
- タイトル別名
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- Study of Elementary Particle Phenomena in Early Universe through Observation of Cosmic-ray Antiparticles(The Centenary of the Discovery of Cosmic Rays)
- 素粒子・宇宙論に挑む宇宙線反粒子観測
- ソリュウシ ・ ウチュウロン ニ イドム ウチュウセン ハン リュウシ カンソク
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抄録
地球に降り注ぐ粒子宇宙線の中の大部分は陽子やヘリウム原子核などの通常の「粒子」であるが,極めて微量の「反粒子」が含まれていることがわかっている.我々の周りの世界は物質優勢であり「粒子」で構成されているため,これらの「反粒子」は宇宙で起こっている素粒子現象あるいは宇宙の進化の過程で生成され生き残ったものということになる.宇宙線の中に「反粒子」を探そうという試みは1960年頃から始まり,気球,人工衛星,宇宙ステーションに搭載された観測装置により,精力的に行われてきた.本稿では,宇宙線反粒子をプローブとして素粒子・宇宙論に挑んできた歴史を振り返りながら,近年,急速に解明が進んだ宇宙線反粒子観測の結果と今後の展望を傭瞼する.
収録刊行物
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- 日本物理学会誌
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日本物理学会誌 67 (12), 844-849, 2012-12-05
一般社団法人 日本物理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845702301101312
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- NII論文ID
- 110009562417
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- NII書誌ID
- AN00196952
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- ISSN
- 24238872
- 00290181
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- NDL書誌ID
- 024113152
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可