超音波照射下で調製した水/軽油および水/軽油/植物油エマルション燃料の物理的性質および燃焼特性

  • 今津 浩貴
    名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻分子化学工学分野
  • 小島 義弘
    名古屋大学エコトピア科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Physical Properties and Combustion Characteristics of Emulsion Fuels of Water/Diesel Fuel and Water/Diesel Fuel/Vegetable Oil Prepared by Ultrasonication

この論文をさがす

抄録

超音波照射による界面活性剤(2 vol%)添加系W/Oエマルション燃料の調製について,ホーン型超音波発振器を用いて検討を行った。水(10 vol%)/軽油エマルション燃料に対して,エマルション安定度に及ぼす超音波発振器のホーン設置位置の影響を調べたところ,安定度が設置位置に大きく依存した。最適なホーン位置で超音波照射した際のエマルション安定度,粘度の経時変化を軽油/水(5 vol%)の条件で調べたところ,両方とも10分間照射時間とともに増加した後,一定値に達した。また,水(5 vol%)/軽油および水(5 vol%)/軽油/植物油(5 vol%)系についてエマルション液滴径分布の超音波照射時間依存性を調べたところ,両方とも相違はほとんどなく,最終的には約0.3 μm一定の平均液滴径を有したエマルション燃料が調製できた。調製したエマルション燃料の燃焼特性を調べたところ,軽油および軽油/大豆油燃料と比較して,すす,NOおよびNOxの生成抑制が確認された。

収録刊行物

参考文献 (35)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ